アーサー・C・クラーク原案・ノベライズ
スタンリー・キューブリック監督映画「2001年宇宙の旅」

-木星軌道上にて未確認石版(Monolith)を発見!-宇宙船ディスカバリー号-

R2K2雑記帳 弐 -21世紀について-

 私にとって、子供の頃から、映画「2001年宇宙の旅」を代表として、非常に、多く
のSFの影響を受けつづけ、いつのまにか「21世紀」とは永久に、やってくる筈の
ない「WonderLand」に成っていた。

しかし、当たり前にそれはやって来てしまった。この自分に約束された何物も与え
られずに。

子供の頃に考えていたのは、21世紀の今ごろは、
「ロボットの運転するエアカーの中で、月か火星への観光旅行について、友人と
テレビ電話で相談している。」だろうなあ、
と本気に信じてた。

それが、現実には、
「58階の自宅マンションの一室の壁掛けプラズマハイビジョンテレビの前で、4台
のAIBOがパラパラを踊るのを見ながら、週末から行くフィージー諸島の別荘に
ついて、友人とe-mailで相談している。」...だったらいいなあ、
と夢想しているだけの21世紀の自分がいた。


考えてみると「SF」に欠けているもの―「あたりまえの日常」のこまごまとした事に
ついての「想像力」―こそ自分自身の弱点だったのだ。

つまり、21世紀になっても、まさか、日曜日の夕方に「サザエさん」がドラ猫を追い
かけているとは…「夢にも想像できなかった」ということです。

2001.1.29

-R2K2-

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