ロボットというと最先端技術の結晶のようだが、今からおよそ300年前の日本で大ブームが起こっている。
そう、「からくり」です。
南蛮から伝わった時計の「歯車を組み合わせて微妙な動きを作る技術」を自分のものにした日本人がたくさんいたのです。
御殿置時計の大きな物から、小さいものは箸箱ぐらいの時計まで、あの江戸時代に実に多くの国産和時計が製作されていたことは、以外にも広く知られていません。
しかし、江戸時代の日本に細かい時間の概念がなく実用性の無い物として庶民には無縁で、エンターテインメントとしての「からくり」が各地の祭りなどで17世紀後半〜18世紀にかけて隆盛を見せます。
知立も街道の賑わいで繁栄した町衆によって豪華な山車と共に祭りの盛り上がりに「からくり」が加わったと思われます。
日本人には、人造人間(ロボット)に対するキリスト教的なタブー<神の領域を冒す行為>は無く、かえって万物に神が宿る宗教観に仲間としてロボットを迎えられる下地が有ったと思います。
ロボットという言葉は、チェコの作家カレル・チャペックの戯曲「R.U.R. (ロッサム万能ロボット会社) 」(心の無い人造人間が人間を滅ぼすというそれ以後のSFの原点のような作品)の中にチェコ語の強制労働という意味の「robota」が語源といわれている。
そう言えば、ゆうきまさみの漫画「PAT-LABOR」の「LABOR」は英語で労働者という意味である。
労働者としての「ロボット」もエンターテインメントとしての「からくり」も日本人にとってはこれからも、「仲間」で有り続けるような気がします。
2001.1.13
-R2K2-
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